シンガポール本島からセントーサ島へは、様々なアクセス方法があります。最も一般的なのは、モノレール「セントーサ・エクスプレス」。ハーバーフロント駅に隣接するショッピングモール「ビボシティ」の3階から乗車できます。
他にも、海沿いの遊歩道「セントーサ・ボードウォーク」を徒歩で歩いてセントーサ島へ渡る、ロープウェイ(ケーブルカー)で空中からアクセスする方法も。Grabやタクシー、公共バスでも快適に移動可能です。
セントーサ島には3つの主要ビーチがあります。いずれも「セントーサ・エクスプレス」のビーチ駅から歩いてアクセスできますが、ビーチエリアを循環しているビーチシャトルに乗ると、さらにラク。それぞれのビーチの特徴は次の通りです。
シロソ・ビーチ
もっともアクティブな雰囲気。バナナボートやカヤックなどのマリンスポーツを楽しめ、夜はバーやレストランでにぎわいます。ビーチ周辺にはショップやホテルもあり。
パラワン・ビーチ
家族連れに人気。子ども向けの遊具が多く、南国ムード満点の吊り橋を渡ると「アジア大陸最南端」の小島へ渡れます。
タンジョン・ビーチ
3つのビーチのなかではビーチ駅からは一番遠いぶん、もっとも静かで落ち着いた雰囲気。リラックスしたいカップルや大人向け。週末はDJイベントもあります。
セントーサ島は観光スポットやアクティビティが盛りだくさんの島。一日では楽しみきれないほどの選択肢があります。
ハリウッド映画の世界を再現したシンガポール唯一のテーマパーク。シュレック、マダガスカル、トランスフォーマーなど、世界的人気作品のアトラクションが勢ぞろいしています。ジェットコースターや3Dシアターなど、子どもから大人まで飽きることなく過ごせるのが魅力。
住所:8 Sentosa Gateway, Singapore
公式サイト:https://www.rwsentosa.com/en/play/universal-studios-singapore?utm_source=google&utm_medium=gmb
東南アジア屈指の規模を誇る水族館。カリフォルニアドチザメ、イタヤラ、マンタなどをはじめとした約1,000種、100,000匹以上もの海洋生物の姿が見られます。2025年5月1日〜7月24日までの大幅な拡張を経て、この夏「シンガポール・オーシャナリウム(Singapore Oceanarium)」という新たな名称で生まれ変わります。再開後は再訪必至のスポットです。
住所:8 Sentosa Gateway, Sentosa Island, Singapore
公式サイト:https://www.rwsentosa.com/en/play/sea-aquarium?utm_source=google&utm_medium=gmb
アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク
スリルたっぷりのウォータースライダーから、流れるプール、ちびっ子用の浅いプールまで、バリエーション豊富な水遊びができる施設。特にユニークなのが、約20,000匹の魚と一緒に泳げるシュノーケリング体験「レインボー・リーフ」です。
住所:8 Sentosa Gateway, Sentosa Island, Singapore
公式サイト:https://www.rwsentosa.com/en/play/adventure-cove-waterpark?utm_source=google&utm_medium=gmb
スカイヘリックス セントーサ
シンガポール南部の海岸線を一望できる、開放感たっぷりの回転型展望アトラクション。ゆっくりと上昇して一番高い所に着くと回転し、海抜79メートルの高さから360度のパノラマビューを楽しめます。夕暮れや夜景の時間帯もおすすめです。
住所:41 Imbiah Rd, Sentosa, Singapore
公式サイト:https://www.mountfaberleisure.com/attraction/skyhelix-sentosa/
海辺のステージを使った壮大なナイトショー。プロジェクションマッピング、レーザー、噴水、花火などが融合した幻想的な演出は圧巻です。旅の締めくくりにぴったり。
住所:60 Siloso Bch Walk, Singapore
公式サイト:https://www.mountfaberleisure.com/attraction/wings-of-time/
セントーサ島を訪れるなら、宿泊も島内にこだわりたいところ。島内のおすすめホテルを紹介します。
カペラ・シンガポール
19世紀のコロニアル建築とモダンな設計が融合した、格式高い5つ星の高級リゾート。専属バトラーサービスやプライベートプール付きヴィラも完備され、極上のリゾート体験が叶います。
住所:1 The Knolls, Sentosa Island, Singapore
公式サイト:https://www.capellahotels.com/en/capella-singapore?utm_source=local&utm_campaign=gmb&utm_medium=organic
ヴィレッジホテル・セントーサ
4つのプールエリアやキッズ向けのプレイゾーンなど、ファミリーフレンドリーな施設が充実。レストランや薬局も敷地内にあり、小さな子ども連れでも安心して滞在できます。多様な部屋タイプもあり、三世代旅行にもおすすめ。
住所:10 Artillery Ave, #02-01 Palawan Ridge, Sentosa Island, Singapore
公式サイト:https://www.villagehotels.asia/en/hotels/village-hotel-sentosa?utm_source=googleplaces_vhs&utm_medium=organic
トラベロッジ ハーバーフロント シンガポール
こちらはセントーサ島ではなくシンガポール島にあるホテル。セントーサ島への玄関口・ハーバーフロントに位置していて、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールへのアクセスの良さが特徴です。コンパクトながら快適な客室とリーズナブルな価格で、コストパフォーマンスを重視する人にぴったり。
住所:50 Telok Blangah Rd, Singapore
公式サイト:https://www.travelodgehotels.asia/travelodge-harbourfront/?utm_source=local&utm_medium=organic&utm_campaign=gmb
遊び疲れたら、島内でのグルメやショッピングも忘れずに楽しみたいところ。セントーサ島のおすすめグルメとショッピングスポットを紹介します。
Coastes
シロソビーチ沿いの人気ビーチレストラン。足元が砂浜のままという開放的なスタイルで、リゾート気分を存分に味わえます。ピザやバーガーなどのカジュアルな洋食を中心に、トロピカルカクテルも楽しめるため、ランチからサンセットタイムまで大活躍。ファミリーにもカップルにも人気です。
住所:50 Siloso Bch Walk, #01-06, Singapore
公式サイト:http://www.coastes.com/
Good Old Days Food Court
シロソ・ビーチ近くにあるフードコート形式のレストラン。観光地価格が多いセントーサ島の中で、リーズナブルに本格的なローカル料理が楽しめる貴重なスポットです。チリクラブやフィッシュヘッドカレーなど、シンガポールの定番料理を味わえます。
住所:60 Siloso Bch Walk, Singapore
公式サイト:https://www.mountfaberleisure.com/restaurant/good-old-days/
リゾート・ワールド・セントーサ
カジノやユニバーサル・スタジオ・シンガポール、水族館に隣接する大型複合施設。高級ブランドからお土産、ファッション、アクセサリーまで幅広いショッピングが楽しめます。スパやレストラン、カフェも併設されており、雨の日の観光にも便利。
住所:8 Sentosa Gateway, Singapore
公式サイト:http://www.rwsentosa.com/
シンガポールには、セントーサ以外にも魅力的な離島がまだまだあります。どれも日帰りでアクセス可能で、喧騒を離れてのんびり過ごしたい人には特におすすめ。ここでは自然、文化、癒やしの三拍子が揃った3つの島をご紹介します。
静けさと自然を求めるなら「ラザルス島」がイチオシ。商業施設やレストランがない無人島に近い環境で、美しい白砂のビーチが広がる隠れた名所です。セントジョンズ島から陸続きになっており、フェリーでセントジョンズ島まで渡った後に歩いて行けます。
人が少ないため、静かに読書をしたり、波の音に耳を傾けたりする時間を過ごすにはぴったりです。海水の透明度も高く、ピクニックやビーチウォークにも最適。
セントーサ島とはまた違った、素朴でのんびりした雰囲気が魅力。シンガポールの市街地からフェリーで約30分の距離にあり、気軽に訪れることができます。広々とした芝生や遊歩道があり、猫が多く住むことから“猫島”としても有名で、動物好きの方にはたまらない癒やしスポット。ピクニックや軽いハイキングに最適で、週末には地元の人々も多く訪れます。
ラザルス島の近くに位置する、多民族国家シンガポールの文化の多様性を象徴するような島。道教寺院とマレー系の聖廟を見学でき、いくつもの宗教が入り混じる島の独特な雰囲気を体感できます。
クス島は亀の島としても知られていて、タートル・サンクチュアリでは数百匹の亀が飼育されています。フェリーで30〜40分ほどでアクセス可能で、文化体験やピクニック、海辺の散策に最適です。
離島観光をスムーズに楽しむために、事前に知っておくと役立つポイントをまとめました。
人気の施設やフェリーは週末や観光シーズンには混雑するため、オンラインでの事前予約がおすすめです。割引価格で購入できることもあるため、公式サイトやトラベロカをチェックしてみるのがおすすめです。
セントーサ島やフェリーで訪れる離島は、特に土日・祝日・スクールホリデーに混雑します。平日午前中から午後の早い時間に訪れると、比較的ゆったり楽しめます。
シンガポールは年間を通して高温多湿。日本の夏のような服装で、帽子、サングラス、日焼け止め、虫よけ、水分補給用のボトルなどを忘れずに持参しましょう。ビーチで遊ぶ予定がある場合は、水着・タオル・サンダルも忘れずに。
シンガポールにはセントーサ島をはじめとした個性豊かな離島が点在しており、リゾート気分を味わいながらも、都市とは一味違うゆったりとした時間が過ごせます。観光、アクティビティ、自然、文化体験を1日の旅で楽しめるのは、コンパクトで魅力的なこの国ならでは。ぜひ次の旅の計画に、離島でのひとときを取り入れてみてください。